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今日は、データストレージ(HDD)の廃棄方法についてお話しようと思います。

ちゃんと対策をしてから手放さないと、大事なデータが流出するかもしれませんよ?ご注意下さい!

「フォーマット」をしてもデータは消えていない。

HDDの「フォーマット」という操作について耳にしたことがあると思います。
「中のデータを全部消してまっさらにする」という説明をされますが、これ、合ってるようで合ってません。

どういうことかというと、一般的な「フォーマット」では、目次だけを消して、データが残っている場所も「空いている場所」と認識させるだけなのです。

#######もくじ######
1~4  ファイルA
5~13  空き領域
14~21  ファイルB

######データ領域######
1  01011011
2  00100100
3  01011101
4  10011010
5  00000000
6  00000000


13  00000000
14  10010010


21  11001001
#####################

正確性は欠いてますが、イメージとしては上記のようになっていて、新たなデータを書き込むときはこの「もくじ」部分を参照して空いているセクタを探し、そこにデータを書き込むのです。
もちろんフォーマットでこの「もくじ」部分を消してしまえば、通常の操作においては全ての領域が「空き領域」と見做されるので、データを順次上書きしていくことになりいずれは元のデータは失われますが、上書きされる前に専用のソフトを使えばデータの復元は容易に可能です。

また、この「容易に復元」を防ぐ方法として、「データの完全消去」をうたう製品があります。
全部のセクタに11111111や00000000を複数回上書きして、元のデータの磁気の痕跡すら消し去ってしまうものなのですが、、、どうしてもそのHDDを中古パーツとして現金化したいとかならともかく、正直言ってそれをやる必要あるの?と思います。物理破壊の何倍も時間がかかりますし(終わるまで放置ではありますが)

物理破壊のすゝめ

どこかの政治家さんはHDDにドリルで穴をあけたとかなんとか、一時期ニュースにもなったような気がしますが、物理的に破壊してしまうのが一番手っ取り早い方法です。

投稿が長くなってしまうので、具体的な物理破壊の手順はまた後日、写真を交えてご紹介しようと思います。