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さて、皆さんは次の問題をどういう風に回答しますか?

【問題】

太郎君のお財布には、1150円入っていました。コンビニで弁当460円とジュース138円を買ったあと、太郎君のお財布にはいくら残っていますか?

【解法①】

元の所持金から買ったものの金額を順に引いていく
1150-460-138=552 こたえ 552円

【解法②】

買った物の合計額を出し、元の金額から引く 1150-(460+138)
460+138=598
1150-598=552 こたえ 552円

【解法③】

1ドルがちょうど115円なので、全てをドル建てに変換して解法①ベースで計算、最後に円建てに戻す。
1150円→10ドル 460円→4ドル 138円→1ドル20セント
10-4-1.2=4.8
4.8ドル=552円 こたえ552円

解法③はちょっとフザけすぎたかもしれませんが・・・どれもちゃんと「正解」が出ますし、論理的にも破綻はしてないですよね。
(なぜドル建てなんだ?とか、為替の手数料は?とか解法③に関しては色々ご意見ご批判あると思いますケド)

算数のテストだと、解法①あるいは解法②が正解になるかと思います。
(小学校教諭あるいは塾講師等の方がいらっしゃいましたら、解法③を是非採点してほしいデス)

ここで言いたいのは解法③をやれ!っていう話ではなく、表題の「答えはひとつでも、解法はひとつではない」ということです。

事務作業って、算数と同じで答えはひとつのはずなんです。
給与計算をする際に、事務員さんが「主人公の気持ちを考えたらここはこのくらいで」なんていう主観的な処理をすることはあり得ないんです。あったら大問題です。

でも、その「一つだけの答え」に対して、答えを導き出す方法は、必ずしも一つとは限らない。

現在のやり方が

  • 答えまでの最短ルートであるか
  • ミスの発生に早い段階で気付いて修正できるか
  • ミスが無いことの確認プロセスが築けているか

見直してみると案外、解法③のような、遠回りでミスを誘発するようなケースもあるんです。

一度、見直してみることをお勧めします。判断に迷ったらご相談下さい。

あ、あと「大喜利回答」もコメント募集します!