前回の投稿で、複数の既製品ソフトウェアを組み合わせる場合の問題点について述べました。
では、最初から最後までオーダーメイド開発したソフトウェアが必ずしも正解なのでしょうか?

当然ですが、全てを新規開発するとなると、時間も費用もそれなりにかかってしまいます。(開発費はその大部分が開発の工数=所要時間)
また、自社の都合だけで上流のシステムを勝手に変えられないケースも多々あります。(親会社や元請けの指定するシステムの利用が必須の場合など)

私が勤怠管理システムの開発をさせて頂いた件(工場内請負企業様)では、別途勤怠管理の他に生産の実績値を元に売上をシステム上に反映させ、日次の粗利率を可視化したいというご要望がありました。
生産管理自体は元請け企業様の既存のシステムがあり、そこに手を加えるのはNGなので、お客様のほうでは生産の実績を手入力する方向で検討をしていたようなのですが・・・

インポート・エクスポートを使う

幸いにも、元請け企業様の生産管理システムでは、日別の生産実績をExcelファイルに出力する機能が初めから備わっていました。
これは、別の何かにデータ取り込みをさせるつもりではなく、単にExcelファイルで資料化するためのものでしたが。
そこで、そのExcelファイルをシステムに取り込み、システム側で値を読み取り反映することで、手作業の介在しない、正確かつ高速な処理を実現することができました。
同時に、元請け企業様向けに提出する請求明細の発行機能も統合したことで、日々生産実績のExcelファイルを取り込んでおくだけで月締めの処理がほとんど完結です。

このように、エクスポート(出力)機能/インポート(取込み)機能を利用することで、手入力の手間を省くことが可能です。

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